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【2026年2月】国内ビジネスホテル相場 定点観測レポート

2026年2月の市況概況

全国平均価格の推移(前月比)

2026年2月のビジネスホテル相場は、1月と比較して全国的に上昇傾向にありました。47都道府県のうち、約8割にあたるエリアで価格が上昇しており、特に「千葉県」「沖縄県」および「九州・四国エリア」での高騰が際立っています。

1月は年始の閑散期を含んでいたため比較的落ち着いた相場でしたが、2月に入り「大学入試(受験シーズン)」や「プロ野球春季キャンプ」「春節(旧正月)によるインバウンド」という3大需要が影響し、需給バランスが大きく逼迫したと考えられます。

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平日におけるホテル平均価格の推移(前月比)

2026年2月の平日における国内ビジネスホテルの平均価格は「10,018円」となり、先月から18%上昇する結果となりました。

※平均価格は、月曜日から木曜日までの宿泊価格の平均値を用いて算出しています。

休日におけるホテル平均価格の推移(前月比)

2026年2月の休日における国内ビジネスホテルの平均価格は「13,460円」となり、先月から4%上昇する結果となりました。

※平均価格は、土曜日の宿泊価格の平均値を用いて算出しています。

【エリア別ランキング】 宿泊費が上昇した県・下落した県

高騰エリア Top5

2026年2月、前月と比較して最も宿泊相場が跳ね上がったエリアのランキングです。
1月は比較的安価に予約できたエリアでも、2月に入り状況が一変しています。これらの地域への出張申請や予約においては、通常よりも早めの手配と、予算上限の柔軟な運用が求められます。

2026年1月2026年2月上昇率
千葉県7,39114,58897.37%
沖縄県11,73721,97487.22%
鹿児島県6,85710,20548.83%
徳島県6,87310,19448.32%
愛媛県8,26312,14346.96%

【ワースト1位】 千葉県

平均価格: 7,391円 ➡ 14,588円

上昇率: +97.37%(ほぼ2倍)

傾向と対策: 今月最大の「要注意エリア」です。1月は7,000円台とリーズナブルでしたが、2月は一気に約2倍の価格へ急騰しました。 幕張メッセ等での大型イベント開催や、都内大学受験の宿泊拠点としての需要が重なった可能性があります。近隣の茨城県(7,756円)や、逆に供給量の多い東京都内(15,123円)と比較検討することをお勧めします。

【ワースト2位】 沖縄県

平均価格: 11,737円 ➡ 21,974円

上昇率: +87.22%

傾向と対策: プロ野球春季キャンプの本格化に伴い、ビジネスホテル相場が観光地価格へスライドしています。平均で2万円を超えており、一般的な出張規定(1万円前後)では宿泊先の確保が極めて困難です。 那覇市内だけでなく、キャンプ地周辺のホテルも満室・高騰傾向にあります。出張日程の変更が難しい場合は、早急な確保の検討が必要です。

【ワースト3位】 鹿児島県

平均価格: 6,857円 ➡ 10,205円

上昇率: +48.83%

傾向と対策: 沖縄同様、春季キャンプの影響を強く受けています。1月は6,000円台という安値圏でしたが、2月は1万円の大台を突破しました。九州新幹線沿線の熊本県(8,432円)は逆に値下がりしているため、移動が可能であれば宿泊地をずらすのも一つの手です。

【ワースト4位】 徳島県

平均価格: 6,873円 ➡ 10,194円

上昇率: +48.32%

傾向と対策: 四国エリア全体が高騰していますが、中でも徳島の上昇率が顕著です。1万円を超えており、出張経費を圧迫する水準です。エリア内のホテル数が限られているため、需給バランスが崩れると価格が跳ね上がりやすい特徴があります。

【ワースト5位】 愛媛県

平均価格: 8,263円 ➡ 12,143円

上昇率: +46.96%

傾向と対策: 主要都市である松山市を中心に需要が高まっています。12,000円台という価格は、神奈川県(11,560円)や京都府(10,752円)をも上回る水準です。「地方都市=安い」という図式が崩れている典型例と言えます。 

狙い目エリア Top5(ベストランキング)

全国的に価格上昇が目立つ2月ですが、詳細データを見ると「エアポケット」のように価格が下がった地域や、周辺相場に比べて割安感が際立つエリアが存在します。 これらは、近隣の高騰エリアへの出張時に「ベッドタウン(宿泊拠点)」として活用することで、大幅なコストダウンが見込めます。

2026年1月2026年2月上昇率
北海道20,44317,806-12.90%
大阪府9,4468,851-6.29%
熊本県8,9258,432-5.53%
栃木県7,8157,439-4.82%
山梨県8,7348,633-1.15%

【ベスト1位】 大阪府

平均価格: 9,446円 ➡ 8,851円

変動率: -6.29%(値下がり)

ここが狙い目: 全国的なインフレ傾向の中、大阪はまさかの値下がりを見せ、平均8,000円台に突入しました。 近隣の京都府(10,752円)、兵庫県(10,148円)が軒並み1万円オーバーへと上昇しているため、関西圏への出張であれば「宿泊は大阪」一択と言えます。新大阪や梅田を拠点にすれば、京都・神戸へのアクセスも良好で、コストメリットが最大化します。

【ベスト2位】 熊本県

平均価格: 8,925円 ➡ 8,432円

変動率: -5.53%(値下がり)

ここが狙い目: 九州全域がキャンプ需要で沸騰する中、熊本だけが「値下がり」という特異な動きを見せています。 福岡(16,426円)、鹿児島(10,205円)、宮崎(13,180円)はいずれも高騰・満室傾向です。特に福岡出張の場合、新幹線で30〜40分の距離にある熊本を宿泊地に選ぶことで、宿泊費を約半額に抑えられる計算になります。

【ベスト3位】 埼玉県

平均価格: 8,757円 ➡ 8,750円

変動率: -0.08%(横ばい・安定)

ここが狙い目: 首都圏の異常事態における「防波堤」です。 東京都(15,123円)が高止まりし、千葉県(14,588円)が倍増する中で、埼玉県は8,000円台前半をキープしています。大宮・浦和エリアなどは都内へのアクセスも抜群です。今月、東京・千葉方面へ出張する際は、埼玉エリアでホテルを探すのが最も賢明なコスト削減策となります。

【ベスト4位】 栃木県

平均価格: 7,815円 ➡ 7,439円

変動率: -4.82%(値下がり)

ここが狙い目: 北関東エリアの産業集積地への出張において、コストパフォーマンスを発揮します。 近隣の茨城県や群馬県が上昇傾向にある中、栃木県は5%近く値を下げています。新幹線停車駅(宇都宮など)周辺でも比較的リーズナブルな宿が見つけやすく、北関東エリアの周遊拠点として最適です。

【ベスト5位】 新潟県

平均価格: 5,748円 ➡ 6,621円

変動率: +15.18%(上昇)

ここが狙い目: 前月比では上昇していますが、絶対的な価格の安さでランクインしました。 全国平均が上昇する中、依然として「6,000円台」で宿泊できる貴重な県です。北陸新幹線の延伸等で注目されるエリアですが、宿泊コストに関しては全国で最も出張者に優しいエリア(最安値)を維持しています。

主要都市(東京・大阪・名古屋・福岡・札幌)の定点観測

ビジネス需要が集中する主要都市(東京・大阪・愛知・福岡・北海道)の曜日別データを分析すると、都市ごとに全く異なる「価格の波」が浮き彫りになりました。 特に今月は、「週の半ば(水・木)」に価格が跳ね上がる都市と、「週末(土)」が異常高騰する都市の二極化が進んでいます。

北海道17,60216,98719,38717,25014,31517,60018,887
東京都9,69012,50019,20019,10016,60022,13911,627
愛知県7,62710,30011,60010,6009,75022,45010,567
大阪府7,9408,9009,1089,4579,27012,6888,957
福岡県10,67418,73019,70016,60214,46023,77516,620

【東京都】 月曜は「1万円以下」。しかし週半ばは倍額へ

狙い目の曜日: 月曜日(9,690円)

警戒すべき曜日: 水曜日(19,200円)・木曜日(19,100円)

分析: 東京の相場は乱高下が激しい状態です。週初めの月曜日は、なんと9,000円台と非常にリーズナブル。しかし、会議や商談が集中する水曜・木曜には一気に19,000円台へと倍増します。 「東京出張は高い」と思われがちですが、「月・火」の日程で組めれば、地方都市よりも安く抑えることが可能です。逆に、週の後半に差し掛かる日程では予算オーバーが確実視されます。

【大阪府】 唯一の「全日1万円アンダー」聖域

平日平均レンジ: 7,900円 〜 9,500円

週末(土)価格: 12,688円

分析: 主要都市の中で唯一、平日のすべての曜日で「1万円以下」をキープしています。最も高い木曜日でも9,457円に留まっており、企業の出張規定(宿泊上限)を最も守りやすいエリアです。 関西出張において、京都や神戸が高騰している場合、大阪に宿を取ることが「経費削減の正解」であることは、このデータからも明らかです。

【愛知県(名古屋)】 平日は安定、週末は「東京超え」の異常事態

平日平均レンジ: 7,000円 〜 11,000円台

週末(土)価格: 22,450円

分析: 平日は7,000円台〜1万円前後と大阪に次ぐ安さですが、土曜日だけが22,000円オーバーという極端なスパイクを見せています。 特筆すべきは、土曜日の価格が東京(22,139円)を上回っている点です。コンサートやイベント需要の集中が推測されます。「金曜泊・土曜帰り」の出張スケジュールは、今月に関しては避けるのが無難です。

【福岡県】 平日・休日ともに「レッドゾーン」

平日平均レンジ: 10,000円 〜 19,700円

週末(土)価格: 23,775円(今回最高値)

分析: 今月、最も出張者泣かせのエリアです。月曜日こそ1万円強で推移していますが、火曜・水曜の時点で既に19,000円前後まで上昇しており、平日であっても東京並み、あるいはそれ以上の高値圏です。 さらに土曜日は23,775円と、主要都市の中で最も高い数値を記録しました。2月の福岡出張は「月曜泊」以外、コスト高を覚悟する必要があります。

【北海道(札幌など)】 「安息日」なし。全曜日がトップクラスの高値圏

平日平均レンジ: 16,987円 〜 19,387円

週末(土・日)価格: 17,600円 〜 18,887円

最安値の曜日: 金曜日(14,315円)

分析: 今回、最も「逃げ場がない」のが北海道エリアです。他都市で見られる「月曜日の安さ」が一切なく、月曜日から日曜日に至るまで、常に17,000円〜19,000円台という高水準で張り付いています。 特異なのが、一般的に高騰しやすい金曜日が14,315円と(相対的に)最も安い点です。逆に水曜日(19,387円)が週のピークとなっており、週半ばの業務渡航が最もコストを圧迫します。 また、日曜日も19,000円に迫る高値であることから、週末を絡めた観光需要の底堅さが伺えます。「平日なら安いだろう」という常識が通用しないため、北海道出張は曜日に関わらず高額予算(2万円弱)の確保が必須です。

現場ですぐ使える「出張者」への来月(2026年3月)の対策

2月のデータで見た「高騰」は、3月に入るとさらに別の要因で加速する恐れがあります。 3月は企業の決算・年度末の駆け込み出張学生・ファミリーの卒業旅行・春休みがバッティングする、1年で最もホテル確保が難しい時期の一つです。

警戒予報①:「テーマパーク周辺」は近寄るべからず

対象エリア: 千葉県(舞浜・浦安)、大阪府(USJ周辺)

予測: 2月に上昇率トップ(+97%)だった千葉県ですが、3月は「卒業旅行」のピークを迎えるため、価格・空室ともにさらに悪化する可能性があります。 大阪に関しても、2月は値下がりしていましたが、USJ周辺のホテルから埋まっていくため、市内中心部への波及が予想されます。

対策: この時期、幕張やベイエリアへの出張であっても、宿泊は**「都内のビジネス街(新橋・東京・神田など)」「埼玉県(大宮など)」**に取るのが鉄則です。レジャー客と競合しないエリアを選ぶことが、安眠と予算確保の鍵です。

警戒予報②:東京・福岡の「年度末ラッシュ」

対象エリア: 東京都、福岡県

予測: 2月のデータでは、東京の平日は比較的安定していましたが、3月は人事異動や期末の挨拶回りでビジネス需要が急増します。特に福岡は2月から続く高値傾向に加え、春休み需要が乗るため、1泊2万円超えが常態化する恐れがあります。

対策: 「2週間前予約」の徹底です。ダイナミックプライシング(変動価格制)は、宿泊日の14日前を切ると階段状に価格が跳ね上がる傾向があります。出張が決まった瞬間に「とりあえず押さえる(キャンセル規定を確認した上で)」スピード感が、数千円の差を生みます。

警戒予報③:京都の「桜ショック」

対象エリア: 京都府、および近隣(滋賀・大阪)

予測: 3月下旬からは、インバウンドも含めた「桜(お花見)需要」が爆発します。この時期の京都のホテルは、ビジネス利用を想定していない価格(3万円〜)になることも珍しくありません。

対策: この時期の京都出張は、「大阪泊」または「滋賀(大津・草津)泊」を強く推奨します。電車で10分〜20分移動するだけで、予算内で収まるホテルが見つかる確率は格段に上がります。

詳細レポート・全県データのご案内

BORDERは、日本の国内47都道府県のビジネスホテルの宿泊価格を随時観測し、データ化したうえで公表しています。具体的な数値が気になる方は下記のリンクよりご確認ください。なお、データは一か月ごとに更新

【2026年最新】出張ホテルの価格推移・平均相場|主要都市の最新データ

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