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【海外出張手配のいろは/出張編】空港での出入国審査
投稿日:2022.05.16 / 最終更新日:2023.01.28

【海外出張手配のいろは/出張編】空港での出入国審査

海外出張の当日、緊張する瞬間と言えば、出国審査や入国審査ではないでしょうか。空港では多くの手続きが必要になり、戸惑ってしまう方も少なくありません。航空会社のチェックインから出国審査、入国審査までスムーズに通過出来るように、本記事では、空港での出入国審査について解説します。

空港到着から出国、搭乗までの流れ

空港に到着してから飛行機に搭乗するまでの流れを解説します。

1.搭乗手続きをする

航空会社のチェックインには3通りの方法があります。

エアラインのカウンターでチェックインする

航空会社のカウンターでチェックインを行います。同時に手荷物を預けます。

自動チェックイン機でチェックインする

自動チェックイン機を使って、出張者自身で搭乗手続きを行います。預け荷物がある場合は、チェックイン完了後に手荷物カウンターまたはエアラインのカウンターで手荷物を預けます。

オンラインでチェックインする(ウェブチェックイン)

空港での搭乗手続きは不要です。搭乗券は事前に印刷するか、モバイル搭乗券を提示出来るようにする必要があります。モバイル搭乗券は空港によって対応不可の場合があるので気を付けましょう。預け荷物がある場合は、手荷物カウンターまたはエアラインのカウンターで手荷物を預けます。

2.保安検査(セキュリティチェック)を受ける

保安検査場で保安検査を受けます。その際にパスポートと搭乗券の提示を求められます。

時間帯によって混雑することもあるので、時間に余裕を持って向かいましょう。保安検査場を通過すると引き返すことは出来ません。

3.出国審査を受ける

日本での出国審査には3通りの方法があります。

審査カウンター(有人)での出国審査

パスポートと航空券を提示して、出国審査を受けます。出国において、審査官から何か質問されることは少ないでしょう。

顔認証ゲートでの出国審査

顔認証ゲートでの出国審査

参考:法務省様がパナソニック製「顔認証ゲート」の運用を拡大

一部の空港において顔認証ゲートで出国審査を受けることが出来ます。顔認証ゲートでは、IC旅券(パスポート)の顔写真とゲートで撮影される顔写真を照合して本人確認を行います。

参考:顔認証ゲートの更なる活用について(お知らせ) | 出入国在留管理庁

自動化ゲートでの出国審査

自動化ゲートでの出国審査

参考:海外出張・海外旅行に便利な「自動化ゲート」:政府広報オンライン

一部の空港において自動化ゲートで出国審査を受けることが出来ます。自動化ゲートでは、IC旅券(パスポート)と指紋を照合して本人確認を行います。

利用には事前登録が必要ですが、一度登録すればパスポートの有効期限まで利用が可能です。フライト当日でも申請書と指紋の登録をその場で行うことが出来ます。

顔認証ゲートと同様に、パスポートに出国のスタンプは押印されないため、スタンプを希望する場合は、ゲートを通過する際に空港スタッフへ声をかけましょう。

参考:自動化ゲートの運用について(お知らせ) | 出入国在留管理庁

4.搭乗口へ向かう

国際空港は大変広く、搭乗ゲートまでバスに乗車しなければならないこともあります。出国審査を通過したら、搭乗ゲートまでの距離や時間を確認してください。

搭乗券に搭乗ゲート番号が記載されているので、空港内にある地図と照らし合わせ、ご自身が搭乗するゲートまで移動しましょう。

また、搭乗ゲートは直前に変更となることも多々あります。アナウンスにも気を配りましょう。

5.飛行機に搭乗する

パスポートと航空券を提示して飛行機へ搭乗します。

降機から入国までの流れ

飛行機を降機してから入国をするまでの流れを解説します。

1.入国審査を受ける

入国審査には2通りの方法があります。

入国審査では、入国カード(EDカード)の提出が必要となる場合が多いです。入国カードは、機内で配布されるか、入国審査場近くで受け取って記入します。

参考:JAL – 海外 出入国書類の書き方

審査カウンター(有人)での入国審査

パスポートと入国カードを提示して、入国審査を受けます。入国審査官からは滞在目的や滞在期間、滞在先等を質問されることが多いです。また、顔写真の撮影や指紋を取られることもあります。

自動化ゲートでの入国審査

一部の空港において自動化ゲートで入国審査を受けることが出来ます。利用する空港によって、事前登録が必要であったり、利用条件が課されている場合もあります。

国際ハブ空港の場合、審査カウンターでの入国審査は1時間以上かかることも珍しくないため、混雑が予想される空港では利用を検討しても良いでしょう。

2.預け荷物を受け取る

ターンテーブルで預けた荷物を受け取ります。破損や紛失があれば、空港スタッフかカウンターへ申し出ましょう。

荷物の破損や紛失については以下をご覧ください。

海外出張トラブル対処編:ロストバゲージ(荷物紛失)にはこう対処する

3.税関検査を受ける(対象者のみ)

税関へ申告するものがある場合は税関検査を受けます。申告書は機内で配布されるか、税関検査場近くで受け取り記入します。検査官の指示に従い、納付手続きを行います。

4.空港の到着ロビーへ向かう

到着ロビーを通過すると引き返せません。送迎を依頼している場合は、お互いの居場所が見つけられないといったトラブルを防ぐため、到着ロビーで合流するとよいでしょう。

空港によっては、入国の際に検疫を通過する必要があります。健康状態に不安があったり、過去の海外渡航歴、持込物によっては申告が必要です。

業務出張であっても、出入国審査の対象者はあくまで出張者本人です。ビザ申請や審査場で手渡すパスポート類の準備、そのほか手続きや持込物に不備がないか、あらかじめ確認しておきましょう。

まとめ

空港での出入国審査について解説しました。航空会社の搭乗手続きに始まり、入国審査では、審査官が渡航者を入国させても問題ないかを見極めようと硬い表情で質問をしてきます。また、税関審査や検疫も厳格に行われるため、緊張が続くことでしょう。各所で注意事項が多いのですが、スタッフや審査官の指示に従っていれば基本的に問題になることはありません。落ち着いて手続きを進めていきましょう。

次回は、空港での経由と乗継の違いについて解説します。

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