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【2025年最新版】カンボジア渡航者必見!ビザの種類・申請方法と注意点を完全解説

投稿日:2025.08.08 / 最終更新日:2025.08.08

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ビザ要否一覧(日本国籍)

カンボジアは近年、経済成長やインフラ整備が進む東南アジアの注目のビジネス拠点として、日本からの出張者も増えています。出張で訪れる際には、渡航目的に合ったビザの取得が必須となります。

本記事では、日本国籍の方がカンボジアへ渡航する際に必要なビザの種類や申請方法、最新の申請システム、注意点などをわかりやすく解説します。特にビジネスでの渡航に焦点を当て、ビザ手続きに迷わず必要書類を準備し、トラブルなく出張ができるようサポートすることを目的としています。

これからカンボジアへ出張される方、初めてのビザ申請を行う方もぜひ本記事で基礎から最新情報まで確認し、万全の準備を進めていきましょう。

カンボジア入国に必要なビザの基礎知識

カンボジアに日本国のパスポート保有者が入国する際は、基本的にビザの取得が必須です。カンボジアは日本を含むほとんどの国に対してビザ免除を設けておらず、観光やビジネス目的にかかわらず原則として有効なビザが求められます。

以下は日本人渡航者がカンボジアに入国する際のビザに関する基礎的なポイントです。

ビザ免除制度は基本なし
日本国のパスポート保有者は、カンボジアにビザなしでの入国は認められておらず、必ずビザを取得する必要があります

ビザの基本種類
主に観光ビザ(Tビザ)とビジネスビザ(Eビザ)があり、滞在目的や期間に応じて取得するビザの種類が異なります。出張者の場合は通常ビジネスビザが必要とされることが多いです。

滞在可能期間と延長
ビザは一般に30日間の一次有効査証として発給されることが多いです。必要に応じて現地で延長申請も可能ですが、ビザの種類により延長条件が異なります。

申請方法の多様化
カンボジアのビザは、渡航前に在外公館での事前申請、オンラインでのe-Visa申請、または到着時に空港で取得可能なアライバルビザ(Visa on Arrival)方式が利用できます。ただし出張などビジネス目的では、渡航前に確実にビザを取得しておくことが推奨されます。

ビザ申請に必要な書類
有効な日本国旅券(パスポート)、写真、渡航目的を確認できる資料(招待状や商談予定書など)、申請フォームなどが基本的な必要書類です。具体的な書類は申請方法やビザの種類によって異なります。

ビザ取得の注意点
特にビジネスビザ取得時は渡航目的や滞在期間、出張先情報などを正確かつ詳細に申告する必要があります。不備があると申請遅延や入国トラブルに繋がることがあります。

 

カンボジアの主なビザの種類と特徴

カンボジアへ渡航する際なビザとしては、観光ビザ(Tビザ)やビジネスビザ(Eビザ)、学生ビザ(ESビザ)、リタイヤメント(ER)があります。ここでは代表的な観光ビザ(Tビザ)ビジネスビザ(Eビザ)について解説します。

観光ビザ(Tビザ)

滞在期間:通常30日間であり、有効期限内に1度のみ滞在が可能。

目的:観光や短期訪問向け。就労や商用活動には利用不可。

取得方法:e-Visa(オンライン申請)、到着時のアライバルビザ、在外公館での事前申請による取得が可能

滞在期間の延長:現地で30日間の延長が可能ですが、ビジネス利用は推奨されません。

ビジネスビザ(Eビザ)

滞在期間:30日から90日までの滞在が可能ですが、多くは30日単位で発給。

目的:カンボジアでの出張、会議、商談、現地法人との連絡・調整、短期の事業活動まで対応。

取得方法:主に渡航前のオンライン申請(e-Visa)や大使館・領事館での事前申請。アライバルビザでの取得も可能だが、ビジネス用途の場合は事前申請が望ましい。

滞在期間の延長:現地の移民局で延長申請が可能です。最長で数か月間の延長になることもあるが、規定や手続きは頻繁に更新されるため現地情報の確認が必要です。

カンボジアビザの申請方法

カンボジアへのビジネス出張者が利用できるビザ申請方法は主に3つあります。各申請方法のメリットとデメリットは下記のとおりです。。

1. アライバルビザ(Visa on Arrival)

概要

  • 指定の国際空港や国境など到着時に現地でビザを取得する方法です。

メリット

渡航前に手続き不要で、直前でも申請可能です。

デメリット

  • 空港での待ち時間が長くなる可能性があり、書類不備などでトラブルになる場合もあります。また、ビジネス目的の場合は到着後の申請はリスクが高い。

2. 在外公館(大使館・領事館)での事前申請

概要

  • カンボジア大使館や領事館で対面、または郵送でビザを申請する方法です。

メリット

  • 渡航前に確実にビザを取得できる安心感があります。

デメリット

  • 申請に時間がかかることが多く、準備や窓口訪問が必要なため出張準備の負担が増えます。

3. オンライン申請(e-Visa)

概要

  • カンボジア政府公式のe-Visaシステムを利用して、インターネット上で申請から支払い、発行まで完結する方法です。

メリット

  • どこからでも24時間申請可能で、忙しい出張者に最適です。
  • 申請書類のアップロードなどもデジタルで完結し、紛失や記入ミスのリスクを低減。通常数営業日で審査が完了し、結果はメールやウェブサイトから即座に受け取ることが可能です。
  • 渡航前に確実にビザを手に入れられ、空港での余計な待ち時間やトラブルを回避できます。

デメリット

  • インターネット環境と電子決済手段が必要ですが、現代では通常大きなハードルにはなりません。

カンボジアへの出張者にとって、最も推奨されるのは、オンライン申請(e-Visa)です。理由としては、手続きの簡便さ、審査スピードの速さ、渡航前の確実な準備が可能な点が挙げられます。万が一のトラブルや空港での長い待ち時間を避けられるため、多忙な出張者には最適な申請方法と言えます。

アライバルビザは急な渡航時にとっさの手段としては使えますが、ビジネス利用ではトラブル可能性があるため、おすすめしません。在外公館での申請は安心感がある反面、時間的な制約があり手続きが面倒なため、e-Visaの普及により利用者は減少しています。

オンライン申請(e-Visa)の手順と準備

オンライン申請(e-Visa)の手順と準備

カンボジアのビザ申請において、オンライン申請(e-Visa)は最も便利で迅速な方法として多くの出張者に利用されています。ここでは、e-Visa申請の具体的な手順と準備すべきポイントをわかりやすく解説します。

1. 必要書類の準備

  • パスポートのスキャンまたは写真データ
    有効期限が十分に残っていることを確認し、顔写真のページを鮮明にスキャンまたは撮影します。
  • 証明写真のデジタルデータ
    縦4cm×横3cm程度の写真を求められる場合が多く、背景が白など無地であることが望ましいです。
  • 渡航目的を証明する書類(ビジネスビザの場合)
    招待状、商談予定表、出張命令書など、ビジネス目的を示す文書を用意しましょう。
  • 宿泊先情報
    予約確認書やホテルの住所、連絡先を準備してください。
  • 有効なメールアドレスと決済手段
    申請結果の通知を受け取るためのメールアドレス、およびクレジットカードやオンライン決済ができる準備をしておきます。

2. 公式e-Visa申請サイトへアクセス

カンボジア政府公式のe-Visa申請ページにアクセスします。URLは公開されており、最新のものを公式大使館サイトなどで必ず確認してください。

3. 申請フォームへの入力

申請フォームに下記の情報を入力します。入力事項としては下記の項目があります。また、パスポートの画像や証明写真はサイト内にアップロードする必要があります。

  • 個人情報(氏名、国籍、生年月日など)を正確に入力
  • パスポート情報(番号、有効期限など)
  • 渡航計画(入国予定日、滞在期間、滞在場所)
  • 渡航目的(出張・商用を選択)
  • 添付書類のアップロード(パスポート、証明写真、招待状など)

4. 申請料の支払い

申請フォーム送信後、画面の指示に従って申請料をオンラインで支払います。支払いが完了すると申請が正式に受理されます。なお、ビザの申請料金は、観光ビザ、ビジネスビザで異なり、それぞれ下記の金額になります。

  • 観光ビザ:30UDS(米ドル)
  • ビジネスビザ:35USD(米ドル)

5. 申請の確認と審査

申請完了後、メールで受付通知が届きます。通常、審査には数営業日から1週間程度かかりますが、時期や状況によって変動があります。

6. e-Visaの取得と印刷・保管

審査が通過すると、e-Visa(PDF形式)がメールで送付されるか、申請サイトからダウンロード可能です。入国時に提示できるようスマートフォンに保存し、必要に応じて印刷もしておきましょう。

 

入国時および滞在中の注意事項

労働許可証について

ビジネスビザでの短期出張は労働許可証が不要な場合も多いですが、実際に報酬を伴う就労を行う場合は労働許可証の取得が義務付けられています。違反すると重い罰則や強制送還の可能性がありますので注意が必要です。

よくある質問(Q&A)

Q1. ビザ取得期限の目安はどれくらいですか?

  • 一般的に、カンボジアのe-Visa申請から取得までには3〜7営業日程度かかります。繁忙期や申請内容に不備があった場合は、さらに時間がかかることもあります。
  • 出張の予定が決まり次第、最低でも出発の1週間前には申請を開始することをおすすめします。
  • 緊急の場合でもオンライン申請が可能ですが、即日発行は基本的に対応していないため、早めの準備が肝心です。

Q2. 申請におけるよくあるミスとその対処法は?

  • パスポート情報の入力ミス
    パスポート番号や氏名のスペル間違いは最も多いミスです。申請内容が正確でないとビザが発行されず、再申請が必要になりますので、入力前に必ずパスポートを手元で確認しましょう。
  • 写真・書類の不備
    画像の写真が不鮮明、サイズが規定外、ファイル形式が違うなどの問題。指定されたフォーマットやサイズに合ったファイルを用意することが重要です。
  • 有効期限切れのパスポート使用
    渡航時に有効期限が足りないパスポートで申請すると、ビザは発行されても入国が拒否される場合があります。パスポートの有効期限は必ず確認してください。
  • 誤った渡航日や滞在期間の入力
    渡航日を間違えるとビザが無効になることがあります。申請時は旅行計画を正確に把握したうえで入力しましょう。
  • メールアドレスの誤記入
    申請結果を受け取れなくなるため、メールアドレスは慎重に入力し、迷惑メールフォルダも確認してください。
  • 対処法
    内容に誤りや不備がある場合は、再申請が必要です。特にオンライン申請はキャンセルができないため、訂正したうえで新規申請を行いましょう。早めに気づけば出発までに間に合う可能性が高いです。

Q3. 緊急時のビザ取得対応はどうすればよいですか?

  • オンライン申請の活用
    緊急時でもe-Visaは最速で申請可能ですが、発行には数日かかるため、可能な限り早急にオンライン申請を行いましょう。
  • アライバルビザ(到着時取得)の利用
    非常に緊急の場合、カンボジア主要空港ではアライバルビザを取得できることがあります。ただし、書類不備や混雑時にトラブルが起こりやすいため、ビジネス目的では推奨されません。
  • 代理申請サービスの検討
    時間の余裕がない場合は、ビザ代行業者に依頼することで、速やかに申請手続きを進められます。ただし信頼できる業者を選ぶことが重要です。
  • 大使館・領事館での緊急発給
    極めて緊急のケースでは、カンボジア大使館や領事館に相談し、特別対応が可能か確認してください。ただし、通常の審査期間を短縮することは難しい場合が多いです。
  • 出発の延期検討
    どうしてもビザが間に合わない場合は、出発延期も視野にいれて計画することが安全です。不法入国やビザなしでの渡航は厳禁です。

ビザの取得には余裕を持った準備と正確な情報入力が不可欠です。緊急時にも冷静に対応し、公式情報や専門サービスを活用することで、スムーズなカンボジア出張を実現しましょう。

カンボジアの大使館・総領事館について

カンボジア王国大使館(東京)

住所:〒107-0052  東京都港区赤坂8丁目6−9

電話番号:03-5412-8521

https://recjpn.mfaic.gov.kh

在大阪カンボジア王国名誉領事館

住所:〒530-0013 大阪府大阪市北区茶屋町12-6 エスパシオン梅田ビル9F

電話番号:06-6376-2305

在名古屋カンボジア王国名誉領事館

住所:〒464-0079  愛知県名古屋市千種区高見2-7-7ユニオンビル3F

電話番号:052-753-5024

在福岡カンボジア王国名誉領事館

住所:〒810-0001  福岡県福岡市中央区天神1-4-1 西日本新聞会館15F

電話番号:092-717-1255

 

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