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2025年8月18日よりインドネシアでは、入国手続きの効率化を目的とした「All Indonesia」統合オンライン登録システムが導入されました。インドネシアへの入国にあたっては「All Indonesia」の手続きのほか、目的にあったビザ(査証)の取得が必要です。本記事では、インドネシアへの入国にあたり多くの日本人が利用しているアライバルビザの申請方法や新たに導入されたAll Indonesiaの詳細を解説します。
もくじ
2025年現在、日本国籍者がインドネシアへ渡航する際には必ず目的に合ったビザ(査証)が必要です。かつて短期観光目的などにビザ免除措置がありましたが、現在この制度は停止中であり、日本人も短期滞在であっても査証取得が義務付けられています。
インドネシアは、多様な渡航目的に対応したビザ制度を導入しており、2025年現在も渡航目的や滞在期間、就労の有無によって様々な種類のビザが存在します。
なかでも、日本国籍の方が最も取得しやすく、利用頻度が高いのが「インデックスB(到着ビザ)」です。このビザは、アライバルビザとも呼ばれ、30日以内の観光・商談・会議等の目的で渡航する場合は、事前でオンラインにて取得(e-VOA)または現地到着時に所定空港で取得(VOA)を取得することができます。
ビザインデックス | ビザの名称 | 入国目的、国籍等 | 入出国の回数 |
---|---|---|---|
インデックスA | ― (ビザ免除) | 30日以内の観光・家族訪問・会議商談など。 国籍がASEAN加盟国の方はビザ免除。 (日本国籍は対象外) | 1回のみ (シングル) |
インデックスB | 到着ビザ | 30日以内の観光・家族訪問・会議商談など。 | 1回のみ (シングル) |
インデックスC | 一時訪問ビザ | 60日以内の観光・家族訪問・会議商談など。 | 1回のみ (シングル) |
インデックスD | 数次訪問ビザ | 60日以内の観光・家族訪問・会議商談など。 | 期間内、複数回可能 (マルチプル) |
インデックスE | 一時滞在ビザ | 就労目的・インドネシア国籍者の配偶者など。 | 期間内、複数回可能 (マルチプル) |
以下では、日本国籍者がよく利用するビザの主要な種類とその特徴を解説します。
インドネシアの到着ビザ(VOA: Visa on Arrival)は、到着時に現地空港の査証カウンターにて取得可能なビザで、観光や短期商用目的の渡航に利用されています。2025年も引き続き多くの日本国籍者がこの方式でインドネシアに入国しています。
空港で申請を行う場合に提示が求められる資料は以下の通りです。
空港の入国審査前に「Visa on Arrival(到着ビザ)」のカウンターが設けられているので、他の入国者とは別に進みます。
担当者に書類を提示し、50万ルピア(約4,660円)相当の料金を支払います。支払後、領収書(レシート)を受け取ります。
査証カウンターで発行された領収書とパスポート、航空券を持って入国審査場に進みます。
入国審査官がパスポートに到着ビザのステッカーを貼付し、入国許可を与えます。スタンプを兼ねることが多く、このビザで最大30日間の滞在が認められます。
到着ビザは1回のみの延長が可能で、最大60日まで滞在できます。延長手続きはインドネシアの移民局で行い、申請料の支払いと必要書類の提出が求められます。
必要な書類及び必要な情報は下記のとおりです。
インドネシアの到着ビザ(VOA)および電子到着ビザ(e-VOA)は、以下の国々のパスポート保持者が申請可能です。これらの国の旅行者は、インドネシア到着時に簡便にビザを取得または事前にオンライン申請できます。
アジア・オセアニア
日本、韓国、中国、台湾、マレーシア、シンガポール、タイ、フィリピン、ベトナム、インド、オーストラリア、ニュージーランド
ヨーロッパ
アルバニア、アンドラ、オーストリア、ベラルーシ、ベルギー、ボスニアヘルツェゴビナ、ブルガリア、クロアチア、キプロス、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、イタリア、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、モナコ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、ロシア、サンマリノ、セルビア、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、ウクライナ、英国、バチカン市国
北米・中南米・カリブ海
アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ、コロンビア、チリ、パナマ、グアテマラ、ブラジル、バハマ
中東・アフリカ
バーレーン、クウェート、オマーン、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、南アフリカ、モロッコ、ケニア、エジプト、チュニジア、タンザニア、ルワンダ
インドネシアの到着ビザ(Visa on Arrival:VOA)およびオンライン申請型のビザ(e-VOA)は、以下の主要空港および海港で利用でき、これらの場所から入国する場合に申請・取得が可能です。
ジャカルタ・スカルノハッタ国際空港 (CGK)
インドネシアの首都ジャカルタの主要国際空港で、VOA・e-VOA共に対応。
バリ島・ングラライ国際空港 (DPS)
バリ島の主要空港。観光客が多く利用し、e-VOAを使ったスムーズな入国手続きが可能。
スラバヤ・ジュアンダ国際空港 (SUB)
東ジャワ州の主要空港。VOA取得可能。
メダン・クアラナム国際空港 (KNO)
北スマトラ州の行政中心地。VOA発給可能。
バタム・ハンナ・ビンタラム国際空港 (BTH)
ビジネス・経済特区に近い空港としてVOA利用可能。
2025年8月18日から、インドネシアに入国する全ての旅客は新しい統合デジタルシステム「All Indonesia」への事前登録が義務化されました。このシステム統合により、従来の電子税関申告書(e-CD)と健康検疫申告書(SSHP:Health Pass)が一括で申告できます。以下は入国時の一般的な流れと注意点です。
Q. 日本人はインドネシアに無査証で入国できますか?
2025年現在、日本国籍者は無査証入国ができず、必ずビザ(VOA、e-VOA、ビジネスビザなど)が必要です。無査証での入国は違法となり、罰則や強制送還の対象になるため注意が必要です。
Q. 到着ビザ(VOA)とオンラインビザ(e-VOA)の違いは何ですか?
VOAはインドネシア到着時に空港で申請・取得するビザで、e-VOAは事前にオンラインで申請・取得できるビザです。e-VOAを利用すると到着後の手続きがスムーズになり、待ち時間を短縮できます。どちらも最長30日間の滞在が可能で、1回延長が認められています。
Q. ビザ申請でよくあるミスには何がありますか?
よくあるミスには、パスポート情報の誤入力、申請写真の規格違反、滞在先情報の未記入、メールアドレスの誤記入などがあります。これらは申請却下や入国時のトラブルを招くため、申請前に必ず情報確認を行いましょう。
Q. ビザの延長はどのように行いますか?
VOAやe-VOAの延長はインドネシア移民局で申請し、最大30日間の延長が可能です。延長申請にはパスポート、ビザ、滞在先情報の提出と手数料の支払いが必要です。
Q. 入国審査でどのような質問がされますか?
滞在目的、滞在期間、滞在場所の確認が主な質問です。特にビジネス目的の場合は、商談や会議への出席予定である旨を明確に伝え、必要に応じて招待状を準備すると安心です。
Q. 健康証明やワクチン証明は必要ですか?
2025年時点では健康申告やワクチン証明の提出は基本的に不要ですが、感染症状況により変動するため、渡航前に最新版を確認してください。
駐日インドネシア共和国大使館(東京)
住所:〒141-0022 東京都品川区東五反田5丁目2−9
電話番号:03-3441-4201